足と靴の悩み解決いたします!ハッピーは足元から。

足と靴専門アドバイザーが、あなたの足元のお悩みを解決するヒントをお伝えします。

法則⒈ 本当にピッタリの靴の履き心地を知ること その3


法則⒈ 本当にピッタリの靴の履き心地を知ること その2

の続きです。
今日もお読みくださってありがとうございます(^-^)

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さらに、もう一つのエピソードをご紹介致しましょう。

靴店オープンして、しばらくたったある日、
仲睦まじいご夫婦が来店してくださいました。

ご主人が私たちのお店を
インターネットで検索して見つけて下さったそうです。

奥様の外反母趾がひどく、
どうにかできないだろうか。とのこと。

大切な人がつらい思いをしているのを
横から見る程心苦しいものはありません。
ご主人の愛情が伝わってきます(^-^)

私共の靴アドバイザーが
大切な奥様の足の状態をチェックして
現状をお伝えし、
また、なぜそのようになってしまったのか、
考えられる原因をお話します。

うんうん。と頷くご夫妻。

カウンセリングが終わり、
奥様がお好みであるデザインの希望も取り入れた靴を、
在庫室からアドバイザーが選んで持ってきたときから、
その事件は始まりました!

ご主人が豹変!(;゚Д゚)

「そげな靴は先が細いけん、イカン!」
「もっと、幅の広い靴をもってこい!」
「そんなんで、足が入るわけなかろうが!」

頭の中、はてなマークの私たち!
急にどうしたんだ、ご主人!

よくよく伺うと、
なんとご主人は現役の靴屋さん。

このときは、
きちんとご説明をさせて頂くことで
ご納得いただくことができ、
めでたしめでたしのハッピーエンドとなったわけですけれど、

これが現実です。

靴屋さんだからと言って、
必ずしも足と靴の知識があるとは限らないことも、
身をもって経験できた出来事でした。

靴選びのプロがいる靴店を勧める理由は、
これらの例にもあるように
私たち素人に靴選びの知識がないためです。


靴。というのは、
重要なファッションアイテムながら、
健康と直結しているアイテム。

にもかかわらず、
私たちは、今の今まで靴の選び方を習ったことがありませんね。

自分の足がどのような特徴を持っていて、
どのような靴を選んでいくといいのか。

このことがわからないと靴を選ぶための、
そもそもの物差しがありませんから、
靴箱の肥やし、すなわち履けない靴が増加の一途をたどります。

習ったことのない人が、
自己流に子供の靴を選んでいきます(全国民です)。

子供たちも、その自己流の靴選びを基準にして育っていきます。

そして、親になったときに
自分の子供に同じように選んでいくわけです。

お母さんから選んでもらった記憶をたどって
自分の子供の靴を選んでいくのです。

私の母も靴選びは無知でした。
ですから私も靴選びは無知だったのです。
きっと、母の母も無知だったでしょう。
これが延々と続いています。

しかし、無知は当然なのです、
学ぶ場所がなかったのですから。

このようなことから、
私自身がまったくもって靴を選ぶ方法を知らずに、
デザインが気に入っては買い、
自分では素人ながらに勉強して、
足に合ったつもりで靴を買い、
それなのに失敗し痛くて不機嫌に陥っていました。

靴業界でさえも、
かなり意識が高い方でない限り
同じ現象が起こっていることは間違いありません。

義務教育時代に交通安全教室があるように、
靴の選び方・履き方指導を義務教育の中に入れていくことが
私の夢の一つでもあります。

子供時代に一度でいいから教えてあげたいなぁ。
といつも考えています。

だって大切な足元を守ってくれるのは
まちがいなく靴なのですから。

あなたにとってベストな靴を履き、
履き心地を知る体験をしてみましょう。
プロの力をあなどらないことです。

あなたにとってピッタリの靴というものが、
どんな感触なのかを心ゆくまで味わってみてください。

足が喜んでいることが実感できますよ。
この体験が大切です。

そうすると、履き心地の物差しを体感していますから、
どんな靴屋さんで靴を選んでも大丈夫です。

こうなると、靴選びのプロがいない靴屋さんでも
自分で選ぶことができるようになります。
なぜなら身体で履き心地をわかっているからです。

本ばかり読んだってダメ、
まずは足の健康を考えている靴屋さんへ行きましょう。

一の体験は万の知識を一瞬にして自分のものにします。

日本全国に、靴店は約10000店あるそうです。

この10000の中には、
私共のような足の健康とファッション性の
両立を追求した店もあれば、

健康重視なレディースシューズ専門店、
スポーツシューズショップ、
リーズナブルな価格で提供する店、
紳士専門店
子供専門靴店など
さまざなタイプの靴店が含まれていますが、
どのようなタイプにせよ、

どこの靴屋さんも
お客様のために日々切磋琢磨をしていますし、
私自身、この20年を振り返ると
意識の高い靴店が増えていると実感しています。

世の中が必要としているからでしょう。

ですから、
私のように目からウロコが落ちる経験ができることを楽しみに、
靴屋さんをお友達と思って気軽に尋ねてみましょうね。

靴屋の皆さんは、楽しみにあなたの来店を心待ちにしていますよ!

ぜひ、仲良くなってくださいね。

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ピッタリな靴は足と一体化します。