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ルール3 靴と握手する感覚で

 

今日もお読みくださってありがとうございます(^-^)

 

今回は
ルール3 靴と握手する感覚で
をお送りします。


さて、靴選びを行う上で、とくにこれは
外反母趾のように足の痛みという
苦痛が伴う方に多く見られますが、
とにかくゆったりとしたサイズの靴を選んでしまう。
ということ。

私の経験をお話しいたしますが、
間違った靴選びで足のトラブル三昧となった私は、
とにかく楽に履くことのできるお洒落な靴を探して回りました。

特に外反母趾の痛みとは尋常ではありませんから、
絶対に逃れたい。

したがって私の選ぶポイントは「幅が広い靴」。

だって、靴が外反母趾部分に当たると
怒り心頭するほど痛いんですもの(-_-;)

靴をひっくり返してみると、
サイズがプリントされていますね、

そして靴によっては23とか24の
サイズを表す数字の横にEのマークがついています。

このEの数が多いほど、ゆったりとした靴。という印です。


私は、EよりはEE。
EEEなんて見つけようものなら
間髪入れずに買う始末でした。

いまでも新聞広告などに大きくゆったり幅で楽ちん♪
EEEEで快適に!

そんなキャッチコピーで幅広の靴が多く販売をされていますね。

もちろん、
幅の広い靴でなければならない方にとっては、
キャッチコピーに偽りありません。

しかし、そうではない方にとって、
幅が大きくなる。とは、
足が靴の中で前に滑ってしまう。
という現象を引き起こします。

要するに、
靴。というものは、両脇からサンドイッチのように
足をはさみこむことで
靴から足が抜けないようになっているのです。

しかし、幅が大きい。ということは
両脇をぴったりとはさみこむことが不可能、

さらに、ぺたんこ靴であっても、
わずかながらにカカトの高さがありますね。

つま先は地面に近いけれども、
カカトは地面から離れるように設計されています。

ほら、ヨーイドン!と走り出す前に、
カカトをあげているでしょう?

前傾姿勢の方が、
前に足をスムーズに運びだしやすいからです。

ですから、靴は
適度なヒールの高さがあった方が歩行は楽なのですね。

さて、幅がフィットせずに緩い場合、
重力の法則が働きますので、必ず足がつま先部分に超接近。

わずかな話ですが、つま先部分に向かって滑るのです。

靴とは基本、先が閉じられている状態ですから、
ある一定の場所で止まってしまいます。

足には多くの関節がありますから
指先から曲がり込んでしまうんですね、
まるでカップに流し込まれたゼリーのように。

これが外反母趾をはじめとする
足トラブルになる原因の一つなのです。

そのように滑り込んでいる方の足指には
タコが見られることも多々あります。
このような足は、靴のカタチと足のカタチが同じになっています。

私が外反母趾の痛みにはまっているとき、
この理屈がわからない&知らないため、
よかれと思って幅の大きな靴を履いていました、
自分では正しいと思って。

しかし、この勝手な思い込みが
靴を履けば履くほどに痛み泣かされ、
そして、その痛みから逃げるためにさらに幅の大きな靴を選び、

そして火に油を注ぐように
足の痛みを加速させていたのです(-_-;)

みなさんは、
けっして私と同じ経験をなさる必要はありません。

というよりなさらないでください。

あんな激痛を経験する必要はこれっぼっちもありません!

では、どのくらいのフィット感があったらいいのか。

答えは、しっかりと握手をする程度のフィット感です。

そろっと弱々しく握手をするのではなく、
かといってギューっと力任せに握りしめれば
痛いですからそこまでは握らない。

よろしくお願いします!と力強く握手をする感覚。

この感覚が足と靴のフィット感には大事ですよ。
と靴選びにいらした方へお伝えしています。

このような心地よいフィット感は
靴と足に一体感をもたらし、
まるで靴を履いていないかのような軽やかさがあります。

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ほんとうにフィット感のある靴は宝物です。


あなたが靴選びの鉄則を守り、
あなたにとってピッタリの靴があるわ!と
決心し、探し始めたおかげで、
あなたにとってぴったりフィットの靴と
靴屋さんで出会ったとしましょう。

デザインも気に入った。
もちろんこれは買いですね。

そのとき実験を試みてほしいのです。

その実験とは2サイズ、

いえ、ワンサイズでも結構ですから、
大きなサイズの靴を履くこと。これが実験。

もちろん、その気に入った購入予定デザインの靴で。ですよ。

実際に履いていただくとわかりますが、
同じデザインでもサイズが違うだけで、
ぴったりフィットと違って、
パカパカと抜けそうになったり、
つま先部分が痛く感じたり。

または、カカト部分を重く感じてしまうかもしれません。

足が靴に合っていないときというのは
このような不快感が生まれるのですね。

その実験中は、
あなたは靴屋さんで履いているだけですから、
その程度の不快感ですが実際に歩き出すと、
とてもではありませんが一日を通して歩ける代物ではありません。

たかだか5ミリサイズが変わるだけでも、
これだけフィット感って変わってしまうのですね。

ですから、気に入ったデザインでフィットした靴はあなたの宝物。

これからよろしく!
と、靴としっかり握手しましょう。

そして長く可愛がってあげて下さいね。

ルール3は、 靴と握手する感覚で。

大切なルールです。