足と靴の悩み解決いたします!ハッピーは足元から。

足と靴専門アドバイザーが、あなたの足元のお悩みを解決するヒントをお伝えします。

法則2 新品のストッキングで靴を買うべからず その1

法則2 新品のストッキングで靴を買うべからず その1

レストランでお食事をしているとき、
他人の足元が、ふと目に入ることがありませんか?

あるいはカフェで楽しくおしゃべりをしている女性たち。
お仕事合間の休憩をオープンスペースで楽しんでいる女性。

ファッションもメイクもきめた
とっても素敵な装いなのに、足元を見てみると、

靴を脱いでいたり、
つま先部分にだけに靴を引っかけてブラブラさせていたり。

そんな女性が意外にも多いことに気が付くと思います。

この理由は足が不快を感じているために、
無意識に靴から逃げているため。

たぶん、本人たちは
靴を脱いでいることに気が付いていません。
意識的に脱いでいれば重症です。

私がそのことに
「!」
と気が付いたのは新幹線の中。

その頃の私は、靴店をオープンさせ、
猛烈に足と靴のことを研究し、
自分の足でいろいろと実験を繰り返しながら
オリジナルブランドにも着手したおかげで、
今まで苦しんでいた足の悩みから
大きく解放されることができていました。


そんなある日。
出張のために新幹線に乗っていて、
ふと気が付いたのです。

( ゚Д゚) あ、私、靴を脱いでない!

一時期はゴルフボールをバッグに忍ばせ、
移動中の車内でコロコロコロコロと
足裏マッサージをしていたほど。

それだけ、毎日の足がだるくて痛かったのです。

そう、いつも新幹線や飛行機、
タクシー移動の際は、
すぐに靴を脱いでいた自分を思い出したのです!

「レストランで靴を脱いで
 ブラブラさせるなんてみっともないわ。」

と思っていた高飛車な自分が
心底、恥ずかしくなった一瞬でもありました。

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そういえば、
私もレストランで靴を脱いでいたような記憶がおぼろげにある…。

レストランだけではない、
椅子に腰かけられるシチュエーションはすべて怪しい…

自分も新幹線で靴を脱いでいたくせに
同じような人を見るとみっともない。
と思っていました。

思いっきり自分のことは棚に上げて
ゴルフボールをコロコロしていたくせにね。

(-_-;)ほんとうにお恥ずかしい。

そして断言できるようになりました。

靴を快適な状態で履くことができていれば、
公共の場で靴を脱ぐ必要はないのです。

少なくとも、
私は不快から靴を脱ぐ必要性にかられることから解放されました。

そんな当たり前のことが、身をもって腑に落ちた出来事でした。

さて、このように足に合っていない靴は、
足の快・不快に影響するとても重要なアイテムです。

その一方で、
私は常々なぜ靴だけがこんなにも悪者扱いされるのだろう!
と憤慨していた時期があります。

先ほどのレストランでの靴をブラブラに話を戻しますが、
その時、こんな風景も目にしたことはありませんか?

それは、靴を脱ぎ、
さらにストッキングの指先部分を引っ張っている姿。
これは女性ですね。

けっこう、多くいらっしゃいますよ。
是非、観察してみてください。

お座敷に通された女性が、正座をしながら
ストッキングの足先を引っ張っていることも多いですね。

あのね、ストッキングのキューっと締め付ける力ってすごいんですよねぇ。

もちろん、そのような強力な伸縮性があるおかげで
曲線である足へ、まるで第二の肌のように
ぴったりとフィットしてくれています。

ですから伸縮性が落ちてきた、
古いストッキングってたるんだシワのようになるでしょう?

蛇足ですが、ストッキングのたるみは
瞬時に婆さん脚へ一直線。

このたるみは主に膝小僧部分や
足首部分に多く見られますが、
年齢関係なく、ものすごく老けた印象になります。

潔くお役目御免しましょうね。

さて、私は高校生の頃から
こっそりとアルバイトをしておりました。

そのアルバイト先では肌色ストッキングの
着用が決まりになっていましたので、
ストッキング着用歴は長いのです。

そして、公私の公のときは、
ほぼストッキングを着用し続けています。

ですから、私にとってストッキングを着用することは
日常生活において当たり前の一つ。
もっとも、同じような女性も多いことでしょう。

そのころの私は、
ストッキングが足トラブルの原因の一つとなっていた。
など、知る由もありませんでした。

もしも、靴店の道を選ぶことがなければ、
いまだに靴だけを足が痛い原因にしていたことでしょう。

しかし、
ストッキングがトラブルの犯人の一人であることを、
靴店オープン間もなく私は知り、
確信してしまったのです。

足トラブルで困って来店される方がほとんどですから、
その膨大なデータが手元に残っていくわけですが、

どうしても靴だけでは解決できないこともあることをすぐに実感しはじめました。


法則2 新品のストッキングで靴を買うべからず その2へ続く。