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足と靴専門アドバイザーが、あなたの足元のお悩みを解決するヒントをお伝えします。

●サクッとモテる足元へ ※靴のタイプ別選び方 パンプス編

●サクッとモテる足元へ ※靴のタイプ別選び方 パンプス編

 

 

パンプスを履きたいけれど、パンプス選びほど難しいものはない。というのが足と靴に悩む女性の共通認識のようです。
 

かくいう足トラブルのひどかった私は、以前その一人でありましたが、今現在では好きなようにパンプスを楽しむことができてとても幸せです。だからあなたも大丈夫。

 

何と言っても、パンプス選びのポイントは「握手のフィット感」

 

足を靴に入れたときに、恐る恐る軽く触れるような握手ではなく、かといって力いっぱい痛くなるほど握りしめるような握手ではなく、これからもよろしくね!と心地よい力強さが伝わってくるような、そんなフィット感です。

特に外反母趾などの痛みがある場合、大きめサイズを選んでしまいますが、それでは恐る恐る軽く触れるような握手状態。これではパンプスと仲良くなることができません。

 

試し履きでは、必ず両足履いてください。
 

そして、座ったままではなく店内を歩き回ること。靴を履いた状態で店員さんとしばらく談笑してもいいですね。
 

かならず、全身が映る鏡でバランスを見ることも癖づけるようにしましょう。
 

恋のチャンスを引き寄せる靴選びですから、靴が主役ではなく、あなたが主役です。

 

全身から見たバランスも確認してくださいね。

幸運なことに、ぴったりな靴と出会えて、う~ん、どっちのデザインにしようかしら?と、靴店店員さんへ、どちらが似合うのか質問をすることもあるでしょう。
 

そのときは、店員さんの目線にご注目。
 

「どちらが私らしいですか?」
と問いかけたときに、目線が靴しか行かない店員さんと、全身を見てくれる店員さんがいます。私が見ている限り、全身を見てくださる方は比較的少ないように思います。

 

もちろん、あなたが心からこのデザインが好き!なものを主体的に選ぶことが前提ですが、アドバイスを他人に求めるならば、あなたの魅力を引き立ててくれる靴を選ぶためにも目線が全身を見てくれる店員さんがベターですね。

さて、実際の靴の選び方ですが、第一に自分の足の長さよりも0.5ミリ長めのサイズ、かつ、足幅がフィットしたものを選ぶこと。

 

あなたのはだしをかかとから指先まで計った実際のサイズが23cmならば23.5㎝の靴を選びます。ただし、靴に表記してあるサイズはあくまで目安と考えて、パンプスに足を入れたときにつま先部分に指一本分ほどのゆとりを持たせます。

つま先部分にゆとりを持たせる理由は、靴の中で指先が靴に当たらないようにするためと、靴内の空気の循環を良くするためです。

 

人は前進しながら歩きますが、足を前に進めるたびに靴の中で微妙に前後に足が動くんですね。ですから、つま先までピッチリ詰まった状態だと、指先が歩くたびに当たってしまい、身体の負担につながります。

試し履きをして、かかとがパカパカと抜けるものは即却下対象です。

 

かかとがゆるいと歩きづらいのは当然ながら、靴づれの原因にもなりかねません。さらに残念なお知らせですが、脚が不必要に太くなっちゃいますよ。
 

かかとの抜けをサポートする小物も販売されていますが、実はこのかかと部分のフィット感こそ、私たちがお客様のために入荷する靴をセレクトする際の第一ポイントなのです。ですから、どんなにスタッフ全員一致の一目ぼれのデザインであっても、試し履きでかかとが抜けたらサヨウナラ~。プロの私たちでさえそうなのですから、カカトのフィット感は死守してください。


そうは言ってもそうはいってもすでにお買い上げ済み、デザインもとても気に入ってどうしても履きたいの!という声が聞こえてきます。

 

どうにか履けませんか?と泣きつかれても、心を鬼にして首を縦に振りたくないほどこのかかと部分は靴選びの大切なポイントですが、でも、どうしても。という場合もありますものね。
 

そんな場合は、策としてフットカバーを着用する、かかとソックスを履く等の自分自身のかかとを小物によって肉付けして大きくする。という方法。


次に、なんどか登場している靴ベルトを着用することをすすめています。

 

華麗なパフォーマンスを見せてくれるハイヒールで踊るダンサーの足元は、間違いなく透明靴ベルトを着用しています。彼女たちがカカトカパカパの足元で踊ることは身体能力がどれだけ素晴らしくてもダメージを受けることは間違いありません。
 

それから、かかとがカパカパしてしまうときに、靴が大きいからだと早合点して中敷きをいれると余計に抜けてしまうことがあります、ご参考まで。

 

長さは問題ないはずだけど、足幅が靴の幅に合わない場合、これもあきらめることが大切です。あきらめることばかりお話して御免なさいね、でも、自分の足を守るため。
 

もともと足幅が細い方は足指が長い方も多いために、あらっ!ワタシには大きいわ。と選ぶべきではない小さいサイズの靴を買ってしまうことがあります。

 

自分の目では確認できませんが、靴の中では健気にも指先が丸まって、長さを短くしてしまっている状態です。

 

足幅自体も細いために、丸まって少々厚みが出ても履けてしまうのですね。そのような履き方を続けていると、足指の上にペンダコのようなものができてしまいます。

これをハンマートゥと呼んでいます。

 

見た目も美しいとは言いかねますし、目が疲れやすくなったりしますので、いさぎよく次の靴を探しましょう。素敵!と心奪われるデザインだと後ろ髪惹かれるでしょうが大丈夫。必ずぴったりのパンプスに出会えますから。

ハイヒール愛用の方で、カクカク歩きをしているあなた。
 

カクカク歩き。とは、ひざがまがったまま着地しながら歩くこと。ひざをまげたまま歩く。と言ったほうがわかりやすいでしょうか?

 

街中をみてみるとたくさんいらっしゃいますよ。スカートスタイルだと脚が露出していますから、すぐにわかります。

 

なかなか自分ではカクカク歩いている。とは認識しづらいのは、その人にとって当たり前の姿でから。ショーウィンドーに映る自分の歩く姿を見ても自分が該当しているか否かはわかりづらいかな?

 

カクカク歩きは単純に見た目が美しくありません。他人を見るとよくわかるかと思います。

さて、この歩き方を続けていると、というか、ゆくゆく続けられなくなってしまいます。足全体に贅肉が付きやすくなって、なによりもひざを痛めやすいからです。
 

私はカクカク歩きかも。と自覚があればとってもラッキー。そんなあなたには、好きなハイヒールを履き続けられるようにプランクというどなたでも簡単にできる筋トレをおすすめします。

プランクとは、うつぶせの状態から腕をまげて上半身を起こし、身体を一直線に足指で身体を支える、とても効率がいい体幹レーニング。ハイヒールって、体幹がしっかりしていないと履きこなせないのです。それにプラスして、身体の中の筋肉から支えることができるようになるために、歩き姿も座る姿もきれいな姿勢に変わってきますよ。

 

あ、もちろん、靴サイズが足にジャストフィットをお忘れなく。