間違った靴選びによる三つの悪影響<性格への影響 弐>
間違った靴選びによる三つの悪影響<性格への影響 参>
≫面倒くさいが口癖に
「メンドクサイ~」が口癖の方。身体が重いですよね。気分も乗らないし。動きたくなぁい。
そう、なにもかもメンドクサイ~。
だってだって、だるいもん。そう、身体がだるい。気分もだるい。メンドクサイ~。
こんな状態で恋がやってくるだろうか?なんて気持ちもメンドクサイ~かな?
さて、ひるがえって、そんなメンドクサイ状態という自覚があるあなただとしても。別の日には、気持ち軽やか、なんでもサクサクっと進めちゃっている!なんてことも経験済みではないでしょうか?おんなじ自分のはずなのに、まるで違う自分だ(笑)
面倒くさいあなたも、サクサクっと軽やかなあなたも同じあなた。間違いなくそのコントローラーは「気分」ですね。そしてその気分を操る要因の一つに「靴」が影響しているとしたら?
病名がつくわけでもないのに、だるさが取れないとき。もしかしたら、ふくらはぎがとても凝ったようになっていませんか?脚の筋が張っていて疲れます。そんな方もいらっしゃることでしょう。
往々にして、靴が合わない、とくに足が痛くなる。という場合、ご自身の足サイズとタイプに対して、大きめの靴を選ぶことが多いものです。
私の足は、長さに対して幅の大きながっしりとした四角っぽいカタチをしています。そしてザ・外反母趾&内反小趾。その痛みレベルは靴を脱いで眠っているときでさえズキズキと痛むレベルでした。
ですからその苦痛から逃れたくて「E」が大好きでした。
この「E」とは靴サイズ表記にある幅の広さを表したものです。23Eと23EEでは、23EEの方が、幅広。ということになります。
まだ業界に入る前の、足と靴の知識のまったくなかった私は痛みから逃れるべく、少しでも幅の広い靴を!だって痛くない靴がいいもん!と、EEよりもEEE。EEEEなんて見つけたアカツキには飛んで買っていたのです。
が、実はこれが自分の外反母趾をますますひどいものにしていたのです。さらに、そんなことには全く気が付かなかったのです。
また、私と正反対の足のタイプ。
足の長さに対して、幅が細い、スラッとしたタイプの方。実は、靴トラブルが出やすい足の持ち主でもあります。このタイプも自分の足よりも大きな幅の靴を選ぶ傾向があります。
もっとも、幅がとても細いのに、「私の足は幅広」と思い込んでいる方が私の経験上10人に6人はいると思われます。
私のタイプも、正反対のタイプも、この場合共通しているのは「履くべき幅サイズよりも大きな幅の靴を履いている」ということ。
このような場合、靴の中で何が起こっているのか。
それは涙ぐましい足の格闘が始まっているのです。
足としては、靴が足から抜けたら大変!と私たちが素知らぬ顔で足を 一歩一歩前に進めるたびに「ぬぬっ!脱げるものか!」っと、足サイズを大きくする。という芸当にでてきます。
足が足を大きくする?(・・?
前に、「眉間にシワがよる」ところでお話をさせていただいたのを覚えていますか?
そう、指を丸めるなど厚みを出すことで足から靴がすっぽ抜けるのを阻止しているのですね。
すると筋肉が固く緊張した状態が靴を履いている間中続くことになります。
この状態で歩行すると、もうクタクタ。
一日終わる頃には、もうぐったり。気力も体力も使い果たして、エネルギーは枯渇状態。もう何もしたくない!となっても当然の結果だと言えます。
そして、日々口から出る言葉がメンドクサイ~
なにより、合ったサイズを履くことが最善の策ですが、ファッションに合わせてどうしてもこの靴を履きたい!なんてこともあるでしょう。
そんな時に役に立つのが、シリコン製のすべり止めや、靴ベルト・シューベルトなどの名称で販売されている歩行をサポートするための靴専用のグッズたち。
シリコン製の滑り止めは、靴の中で足が前滑りすることをストップしてくれることで、歩きやすさを生んでくれ、靴ベルトは甲部分にベルトをつけて、足と靴が離れないように一体化してくれる優れものです。
先日も、朝一番に来店した女性。結婚式のためにドレスアップしていらしたのですが、私どもの店舗に駆け込んできたときにはもう足が悲鳴をあげていました。
典型的に足幅が細身ですらりとした足でいらっしゃるのですが、履いている靴は幅の広いサテンのパンプス。足もあちこち真っ赤になっていました。こりゃ、辛いでしょう。
きれいなお顔がもう泣きそうです。よく我慢しましたね…
彼女の場合は、一番うすいタイプのシリコン製の滑り止めに、色味もピッタリとあってファッションの邪魔にもならなかったベージュの靴ベルトで解決することができ、とても喜んでいただけホッとしました。
おっと、それから。
メンドクサイ。が口癖になってしまうと老け込むそうですよ。
クワバラクワバラ。