足と靴の悩み解決いたします!ハッピーは足元から。

足と靴専門アドバイザーが、あなたの足元のお悩みを解決するヒントをお伝えします。

私のポリシー 驕ることなく初心忘れべからず

今日も当ブログをご覧くださって嬉しく思います。
ありがとうございます(^-^)


12月6日は、
私が1997年にプロデュースした
ショップの創業日でした。
ハッピーバースデイ♪

ふと、その頃を想いだしていました。

そして、
足と靴に困っている方のお役に立てる。
そんな立場である幸せを感じていました。

ちょっと思い出話ですが…(^-^)


・・・・・・・・・・・・・・

私がショップをプロデュースして
1年ほどたったころだったでしょうか?

1人の老婦人との出会いが
今の私をつくったといっても過言ではありません。


ある日、
歳の頃は80代と思しきご婦人が
お1人で靴店へ来店下さいました。

「お友達が、こちらで頂いた靴がとても良かった。と伺ったので」

と、話す老婦人は本当に品があり、
一緒にいると心地よさを感じるような素敵な女性でした。

きっとオーダーメイドであろう
上質なツイードのお洋服に身を包んでいます。


ふと、靴を見てビックリ!


なぜなら、私の目には靴ではなく、
足に雑巾をまとっているように見えたのです!

内心驚きを隠しながら、
老婦人のカウンセリングを始めました。

私の目に雑巾として見えたものは、
もちろん履き物だったのですが、
とてもオシャレとは程遠い代物。

足の状態があまり良くないために、
その靴を履くように言われたそうです。

しかし、ご本人としては、
どうしても、その靴もどきが好きになれないし、

お友達が靴を買って、うれしそうに
本当によかったとの話から

「もしかしたら。私も大丈夫かもしれない。」

と、かすかな希望をもって
ご来店くださったわけです。

実際に足を拝見してみると、
十分に私共の靴でも対応が可能と判断し、

老婦人の雰囲気にお似合いになりそうな
シックなショートブーツをご提案しました。

そのショートブーツは深みのあるブラック。

上質なスェード素材で、
足首から甲の部分にかけて
大きなカットが施してあります。

そして、そのカットされた部分には
パープルとグレーそしてブラックの革ひもが
キレイに編み上げられています。

ヒールの高さも4.5センチありながらも
安心して履いて頂ける安定感。

なによりもとても女性らしい
品のあるオシャレな1足でした。

その靴をお見せすると、老婦人のお顔が
まるで少女のような笑顔になりました。

まずは、椅子に座った状態で
慎重にショートブーツに足を入れて頂きました。

脱ぎ履きがしやすいように
内側部分にファスナーの付いたタイプでしたので、
楽で履きやすいとおっしゃいます。

老婦人は椅子に腰かけたまま、
ゆっくりと足踏みを何度も行いながら、
足への感覚を試しはじめました。

そして、納得したように、
おもむろにゆっくりと立ち上がり
大きな姿見の前まで進むと、

またゆっくりと
何度もその場で足踏みをしながら
フィット感を確認していらっしゃいます。

ほどなく、老婦人が
鏡に映るご自身の姿をじーっと見つめ始めました。


その様子を横で見守っていた私は、
お顔を見てびっくり!

老婦人がハラハラと大粒の涙を流し始めたのです。

なにかあったのか!



 

そして、ぽつっと一言
こうおっしゃったのです。

「ああ、私のような足でも、こんな素敵な靴が履けるのですね」

老婦人のお顔を流れる涙は、
それはまるで美しい真珠を見ているかのようでした。


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必ずあなたにぴったりの靴はあります!




私自身、
外反母趾をはじめとする足のトラブルで、
オシャレで足が痛くならない靴を探し求め
何軒もの靴屋さんを回りました。

しかし、たまたまでしょうが
私の気持ちまでくみ取ってくれる
場所と人と靴には出会えなかった。

デザインが気に入らなくても
履ければいいでしょう?

今まで靴に困っていたんでしょう?

痛くなければいいでしょう?

なにが不満なんですか?と。

そんなこと言われても嫌なものは嫌(笑)


もちろん、冷静になれば、
気に入らなかった靴屋さんも、
気に入らなかった店員さんも
まったくの無実なのですが、

怒りとは人を横着にしてしまうものなのですね、
反省しています。

さて、外反母趾をはじめとする
足のトラブルになったのは、
すべて自分が原因です。

だからといって
なにもご自身を責めることはありません。

 

私たちは
足と靴の教育を受けているわけではありません。

ただ
知らなかっただけなのです。


過去の私のように。


足が悪いわけでもありません。
靴が悪いわけでもありません。

ただ、ただ、
足と靴のミスマッチが生じていただけ。

それだけの話なのです。

どこにも悪者は存在しません。




本ブログを
お読みくださっている皆様には、

心地よい履き心地。

という自分なりの物差しを持ったうえで、
自分にOKが出せるデザインの靴を履いてほしいな。

と心から願っています。

それは、


心地よい。という状態こそが
快適な足を手に入れる最短距離だからです。

 

マイペースではありますけれど

みなさまの足と靴ライフに
少しでもお力になれるよう

机上の空論ではない
私自身や
お客様に学ばせていただいたことを

心あらためて
本ブログにてシェアさせていただけると幸いです。


みなさまの
足と靴がハッピーに。

なにより
皆さん自身がハッピーに(^-^)



今日は
すぐに高慢になってしまう私自身に対して

驕ることなく、初心忘れべからず。
そんな気持ちで書かせていただきました。

想い出話へのお付き合い感謝します。

いつも長文をお読みくださいまして
ありがとうございます。